2012年07月07日
カメムシ対策と農作業の熱中症対策
カメムシ対策と農作業の熱中症対策
7月頃に特に気を付けてほしいカンキツ類の栽培管理についてお知らせを致します。
今回はカメムシ対策と農作業中の熱中症対策です。
1. カメムシ対策
カメムシが発生する時期です。
この時期のカメムシは果実を吸汁すると落果して減収の原因になります。
さらに果実がある程度大きくなると落果せず、変形や褐変化、コルク化、果汁の苦い果実になったりと障害を生じます。
朝は活動が鈍いので園地を回って虫がいるかどうかを確認し、捕殺や殺虫剤による防除を行って下さい。




カメムシ対策として登録されている農薬として
アルバリン顆粒水溶剤、スタークル顆粒水溶剤
モスピラン、ダントツ、などがあります。
園地の状況などありますのでJAなどで相談をうけてからの購入をお薦めします。
注意:農薬の使用についてはラベルや店舗で問い合わせて登録の可否や使用倍率・使用期間・使用回数などを確認すること。
2. 農作業中の熱中症対策
7月に入り日差しも強くなっています。作業中の熱中症対策をして安全に農作業をして下さい。

1)熱中症が起きる仕組み
高温条件では体温を一定に保つため大量に汗をかいて水分が失われます。
そうすると体内の塩分も多く失われます。 脱水症状になると生理機能の低下と血圧低下をまねき全身倦怠、頭痛、めまい、吐き気、意識レベルの低下、失神を引き起こします。 塩分が失われると筋肉の硬直による熱けいれんを起こします。
以下に注意してほしい事項をあげていますのでぜひ守って安全に作業をして下さい。
①十分な睡眠と食事をとり、体力を維持しましょう。
②水分と塩分をこまめに取りましょう。(スポーツ飲料等)
③無理の無い作業計画を立てましょう。
②朝夕の涼しい時間帯に作業を行い、昼間は休憩をしましょう。
③通気性が良い服装、帽子などで直射日光を避けましょう。
④一人では作業をしない。もし一人で作業をする場合はいつでも 家族または作業員どうしで連絡をとれる状態にしましょう。
⑤体を冷やす氷、冷たいタオル等をクーラーボックスに入れ作業 場所に用意しましょう。
⑥意識的に休憩を取りましょう。
2)応急処置
少しでも熱中症の症状が見られた場合は救急処置として涼しいところで安静にし、体を冷やし、塩分の補給を行いましょう。
意識がはっきりしない場合、けいれんがある場合、体にさわると熱い場合はすぐに救急車を要請するうようにしましょう。
意識がはっきりしていても、休憩して症状が改善しない場合は救急車を要請しましょう。
熱中症は症状が急速に悪化するのも特徴です。早めの判断で対処をしましょう。
こちらもご覧ください。
農作業中における熱中症の予防について、留意点をわかりやすくまとめたリーフレットを作成しました
7月頃に特に気を付けてほしいカンキツ類の栽培管理についてお知らせを致します。
今回はカメムシ対策と農作業中の熱中症対策です。
1. カメムシ対策
カメムシが発生する時期です。
この時期のカメムシは果実を吸汁すると落果して減収の原因になります。
さらに果実がある程度大きくなると落果せず、変形や褐変化、コルク化、果汁の苦い果実になったりと障害を生じます。
朝は活動が鈍いので園地を回って虫がいるかどうかを確認し、捕殺や殺虫剤による防除を行って下さい。




カメムシ対策として登録されている農薬として
アルバリン顆粒水溶剤、スタークル顆粒水溶剤
モスピラン、ダントツ、などがあります。
園地の状況などありますのでJAなどで相談をうけてからの購入をお薦めします。
注意:農薬の使用についてはラベルや店舗で問い合わせて登録の可否や使用倍率・使用期間・使用回数などを確認すること。
2. 農作業中の熱中症対策
7月に入り日差しも強くなっています。作業中の熱中症対策をして安全に農作業をして下さい。

1)熱中症が起きる仕組み
高温条件では体温を一定に保つため大量に汗をかいて水分が失われます。
そうすると体内の塩分も多く失われます。 脱水症状になると生理機能の低下と血圧低下をまねき全身倦怠、頭痛、めまい、吐き気、意識レベルの低下、失神を引き起こします。 塩分が失われると筋肉の硬直による熱けいれんを起こします。
以下に注意してほしい事項をあげていますのでぜひ守って安全に作業をして下さい。
①十分な睡眠と食事をとり、体力を維持しましょう。
②水分と塩分をこまめに取りましょう。(スポーツ飲料等)
③無理の無い作業計画を立てましょう。
②朝夕の涼しい時間帯に作業を行い、昼間は休憩をしましょう。
③通気性が良い服装、帽子などで直射日光を避けましょう。
④一人では作業をしない。もし一人で作業をする場合はいつでも 家族または作業員どうしで連絡をとれる状態にしましょう。
⑤体を冷やす氷、冷たいタオル等をクーラーボックスに入れ作業 場所に用意しましょう。
⑥意識的に休憩を取りましょう。
2)応急処置
少しでも熱中症の症状が見られた場合は救急処置として涼しいところで安静にし、体を冷やし、塩分の補給を行いましょう。
意識がはっきりしない場合、けいれんがある場合、体にさわると熱い場合はすぐに救急車を要請するうようにしましょう。
意識がはっきりしていても、休憩して症状が改善しない場合は救急車を要請しましょう。
熱中症は症状が急速に悪化するのも特徴です。早めの判断で対処をしましょう。
こちらもご覧ください。
農作業中における熱中症の予防について、留意点をわかりやすくまとめたリーフレットを作成しました
Posted by sksanti at 08:07│Comments(0)
│病害虫管理について