緊急情報 シークヮーサーの病害虫について

sksanti

2012年12月30日 17:25

緊急情報 シークヮーサーの病害虫について
最近よく見られる「アレスミカンナガタマムシ」と「軸腐れ病」について



(アレスミカンナガタマムシ)
 この害虫はカンキツの葉のふちを食害して小さなノコギリ状の食痕をつけます。 
その幼虫は樹皮の内側で生息し、形成層に沿って食害をします。 

この幼虫の発生多くなると食害によって樹が枯死し、対策を怠ると園地が全滅することがあります。 
また老木や台風後の樹勢の低下した樹で被害が多くなります。 

対策としては樹勢を落とさないように適正な肥料などを施し樹勢の回復を図る。
回復の見込みのない樹は伐採して、成虫が発生しないうちに園地外へ持ち出し焼却する必要があります。






軸腐れ病 (立ち枯れ病ともいいます。) 
 地際部から樹皮が剥がれ、枯れていきます。衰弱して葉は黄化し、最後には枯死に至ります。
園地の排水不良や、多湿状態、地際部に傷が出来ると発生しやすいです。
原因は土壌中にいる疫病菌です。 シークヮーサーが台木だとなりやすい病気のようです。 

対策としては排水を改善する、深植えしない、草刈り時に地際部を傷つけない、
樹冠下を裸地状態にしない。樹勢を強くするなどがあります。 

薬剤の防除としては登録農薬の使用をお願いします。 
治療としてアリエッティ、予防としてフロンサイドがあります。
他の殺菌剤の使用の際に地際部についでに散布も有効です。
(農薬購入の際は購買先で最新の登録状況の確認を各自で確認をして下さい)





上記の2つの病害虫は樹勢の低下による発生が主な原因なので適切な土壌管理、樹勢管理が一番の対策です。
詳しい話や資料については役場シークヮーサー振興室まで
(0980・44・3084)



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